ニート♀が体脂肪率18%を目指すブログ

平成生まれが2015年3月からSONYのSmart B-Traner SSE-BTR1を使ってランを始めました。体脂肪率を下げること&細く見せたい女性の悩みなどを素人目線で語ったりします。

水分補給はカフェインレス〜緑茶を飲んだら死亡率が下がる?〜

以前にも水分補給に関して書きました。男女差うんぬんとか長めの文章で読みにくいことこの上ないです!(参考: ジョギングと水分補給 その2 - ニート♀が体脂肪率18%を目指すブログ)

3月からランを始めて、前よりも体重計に乗ってみたり何を食べているか意識してきました。生活改善まではいかず、生活を把握するという感じかな。でも一つだけ意識して変えてよかったと思っていることがあります。

頭痛の頻度が減った気がする!

なんでかと言うと、カフェイン断ちをしたからだと思ってます。カフェインとアルコールを控える生活してみたら、そういえば以前より頭痛の頻度が少なくなっているように感じました。脱水で頭痛になっていたことが多いからなのか、あるいはカフェイン常用における血管収縮作用の反動による拡張によるのか、またまたカフェインが阻害する代謝酵素のせいなのか、そもそもカフェインには関係ないのかは断言できません。そしてたまに飲むバファリンロキソニンの効きめがよくなったように思う(女子は大抵鎮痛剤持ってます)(理由は……わかるな?)

頭痛が減ったのは運動始めて成長ホルモンが出るようになったとか他にも要因はあるかもしれません。でも取らずに生活してみてわかったけど、コーヒーやお酒は嗜好品で常に食べる必要のあるものではない、と思いましたとさ。

緑茶飲むと長生きできるとかいうじゃん

大前提として、緑茶やコーヒーは嗜好品です。もし健康長寿のためにカフェインを取ったり、適度な飲酒をしている人がいたらやめたほうがいいよと個人的には思います。
理由: それらは嗜好品であって生きるために必要なものではないから

2015/05/07 緑茶と死亡・死因別死亡、コーヒーと死亡・死因別死亡について | 多目的コホート研究(JPHC Study) | 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター
上記は最近発表された(2015/5/7)国立がん研究センターの論文の概要ページです。緑茶をたくさん飲んでいる人のほうが長生きできるよ!ってまとめたデータですね。
(原文は英語だからじっくり読んでないよ!)

ここで英語を読む気のない私(読めよ)にもわかることはこの研究が「コホート研究」=「分析疫学的研究」ってことです(なぜわかるか?)(記事に書いてあるから)
いまから宇宙語を話しますね。根拠に基づいた医療を実践するために、根拠となる論文に優先順位をつける方法があります。
その名もエビデンスレベルです(英語そのまんま)
エビデンスレベルは

  1. ステマティックレビューorメタアナリシス
  2. ランダム化比較試験
  3. 非ランダム化比較試験
  4. 分析疫学的研究
  5. 症例報告などの記述的研究
  6. (患者データに基づかない)専門家・委員会の意見

となります
1から番号振ってますが、番号の振り方は国や機関によって変わります。ただ、1番から順に強い順ということは変わりません。つまり、この論文のエビデンスレベルは高いわけではないです。

男女別と男女合計

論文に掲載されたデータの図を見てみると、死因別にしたとき優位に死亡率が下がっているよとあるけど男女でべつべつなのはなんでじゃ!

男性が下がってる病気
  • 脳血管疾患
  • 呼吸器疾患
女性が下がってる病気
  • 心疾患
  • 外因子(は?)

こういう時に不思議に思わなければいけないのは男女をなぜ区別したのか?ということです。男女を区別しないと有意差が出ないからではないかという推論が自然に立てられますね。(こういう研究に莫大な税金がかかってるんだぜ!)(たとえ実験しなくても有用な研究とそうでない研究を理解できるように義務教育で教えないものかね)

まとめ

コーヒーや緑茶を飲んで死亡率が下がる理由は私にはわかりません。論文にも理由については推測しか書いてありません。頻繁に水分補給をしてる群がそうでない群よりも死亡率が低くなっただけかもしれない。もし死亡率が下がるのが本当なら、これから他の研究によってコーヒーや緑茶が健康にいい成分が詳しくわかって臨床に応用されたらいいと願います。

ここまで書けば、この研究を鵜呑みにしてこれから毎日がぼがぼ緑茶を飲む必要はないと思っていただけると思います。緑茶やコーヒーを飲むなって言ってるわけではありません。嗜好品だから、ほっとするとかおいしいとかの理由で飲めばいいと思います。カフェインを含んだ飲み物は水分補給にならないので、水や麦茶を別に飲みましょう。この夏に緑茶をがぼがぼと飲んで熱中症になって救急車を呼ぶ方がいないことを祈るばかりです。

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