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平成生まれが2015年3月からSONYのSmart B-Traner SSE-BTR1を使ってランを始めました。体脂肪率を下げること&細く見せたい女性の悩みなどを素人目線で語ったりします。

【奥多摩湖&三頭山】暑いからトレランしてきました その2~幽霊?幻聴?~

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無事登山口へたどり着いたところからスタート

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三頭山までは4.5kmあるそうです。がんばろー

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今回ちょっとホラーです。注意!

未舗装の道に興奮する

登山口に踏み入れてすぐにもう荒れ地です。高尾山とか陣馬山とか目じゃない感じ。しびれます。

こういうのが登山ではないか!とちょっと興奮します。

まあ、2~3分もすると息が上がって後悔するようになるんですが、最初のうちは未舗装の道なき道を歩むことにテンションが上がるのです。

高尾山のようにスニーカーでも気軽に行ける観光地は悪くないと思うのですが、あれはもはや「丘」みたいな。ただひたすら坂を登るだけだからなーみたいなことを考える余裕すらありました。

私には丘で十分だと思う出来事が待ち構えているとは知らずに。

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登山口に入って10分ほどでこの傾斜です。お腹いっぱい。

うん、カップルで浮かれて来た人達は無理です。リア充爆発しろ。

まあ、リア充どころか人っ子一人いないんですけどね。

 

足場は未舗装というだけではなくて、倒木が結構あります。乾いていて時間が経っているので台風による激しい雨や風によるものではないです。行く手を阻む倒木という感じです。標高が低いところでは倒木もハードルにおける障害物の1つのような気持ちでいられるのですが、登っていくうちに「そこしか通れないのになんで木があるのかな???おこだよ」という気持ちになります。頼まれてもいないのに勝手に踏み入れているのは自分だから、いま考えると理不尽な怒り極まりない笑

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もくもくと(歩いて)登っていくと足場の悪いところもありました。岩場って結構興奮します。ある出来事にあってからは岩場は恐怖の場所になるんですけどね。

人の声がする

この頃から、後ろのほうでたまに人の声がしていたんですよ。誰か来ているのかなーくらいで気にもとめていませんでした。でも30分くらい歩いていると人に会わないのに変だなーと。会話ではなく、一人の人の声だけなんですよね。ラジオを流しているみたいな感じ。

しかもこの声、なぜか私にしか聞こえていないみたい。

1度声について気にするとすごく怖くなりました。でも、人の声みたいに聞こえるけど梟とか鳩の声がそんな風に聞こえるだけかもしれない。そんな風に思ってやりすごしました。

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彼と出会ったのはたぶんここだったと思います。彼といっても人ではありませんでした。彼女だったかもしれない。

普通に歩いている(登りは意地でも走らない)と左前方がシュルシュルと動いたんです。

蛇です。

しかも見るからに毒を持っていそうな色と模様。下山してから調べると、ヤマカガシかマムシっぽかったんですよね。蛇ににらまれた蛙ではないですが、呆然と見つめます。幸い、こちらに向かってくるわけではなくて明後日の方向に動いていきました。でも突然動きだしたように感じたからマムシだったのでしょうか。つまり、気付かずに彼を刺激していたら嚙まれていた?

さーっと音を立てて山を登る高揚が冷めていきました。

頭ではクマや蛇、蜂などがいることはわかっているんですけど、実際に会わないと恐怖とは結びつかないものですね。ロングタイツだけで行っているのですが、嚙まれた時のガードのためにゲイターと、分厚い手袋、ポイズンリムーバーを購入しようと思いました。

ちなみにゲイターというのは靴に泥が入らないように覆うタイツです。

ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) トレッキング ハイベント ミッド ゲイター NN21403 K ブラック Lこんなの

死んじゃう?

人間悪いことは悪い方向へ考えるもので、人の声が聞こえるのは危険なことが待ち受けているからではないのか、死ぬのかなとか考えました。蛇がいたところへ戻りたくはないので、ひたすら登ります。

登っていてもやはり、人の声が聞こえるんですよね。とても怖かったです。鳥の声なんだーと思い込もうとしてもなかなか難しい。山の神とか、死んだ人が着いてきているのかと。

全く別の視点としてこれは全て幻聴で、もしかしたら私は「統合失調症」なのかなーとかも考えました。今まで知らなかった。もしそうなら治療しなければいけません。鬱っぽくなりながら黙々と登りました。

崖を登る

しばらく戻っていくと更なる試練が待ち受けていました。崖です。崖としか言いようがない。

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写真だとわかりづらいのですが、登る側でも下る側でも使いやすいように木々の間にロープが張られています。そしてこのロープを使わないといけないくらい大変な崖を登っていきます。

蛇に出会わなかったら引き返すのも考えたと思うのですが、蛇のいたところへ戻りたくなくてひたすら登ります。理論的に考えると他の道でも他の蛇がいるかもしれないし、戻っても蛇はいないかもしれないんですけど、怖くて戻れない。そしてこんなに大変な時でも、たまに人の声が聞こえてくるんですよね。

ちびりそうとか泣きそうとかそういうちゃちな恐怖ではなかったです。なにかに追い詰められるように登りました。

 

(次回)【奥多摩湖&三頭山】暑いからトレランしてきました その3(完)~謎の声の正体~

 

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